おたく強化備忘録ブログ

アラサーOLがただただ好きなものについて考えたことの備忘録。主に音楽。

ロックスターはクズ野郎と思っている私がボヘミアンラプソディーを観てきた

ロックスターを題材にした映画は酒と薬と女に溺れるクズ野郎の音楽をいいと思ってしまう自分にすら、羞恥心を超えて憤りすら覚えるので、ものすごく苦手である。

なんでこんなクズの人が人々を魅了するんだろう・・・ま、かっこいいから・・・しかたないか・・・・くそぉぉぉぉとなるのだ。

 

ある程度の覚悟を決めて、観に行ったのだが、裏切られた。

 

私は感情移入がすぐできるタイプの人間なので、憂鬱な映画を観るともらい鬱になってしまう。既にフレディーマーキュリーはゲイだけど、生涯愛した女性がいたという何とも複雑な人生を知っていたがために、もらい鬱になる準備もある程度できていた。

 

が、しかし

 

映画を観終わったあとの率直な感想は「QUEEN大好きーーー!!!」であった。

 

人種差別、宗教的問題、性的マイノリティ、エイズ・・・・こんなにもつらいことを味わった人の人生を描いたとは思えないくらい、家族愛・友情とハートウォーミングな部分が多かった上に、多くは語らない映像で魅せるタイプの映画でとても好感を持てた。

 

歌声をそのまま使用した点や、歯のデフォルメが過ぎる点、気になったところはあるけれど、面白かった。

 

また、みたい!とはならないが、一回で満足できる映画だった!

 

ただ、1つ指摘するならばクイーンの楽曲の秘話は全くと言っていいほど、明らかになっていない。謎のメッセージ性のある、ボヘミアンラプソディーなんてみーんな何これ?と感じていただろう。オペラが好きなんだ!くらいで歌詞の意味についての回収はなにもおこなわれない映画であった。

 

私の記憶違いかもしれないけれど

あの楽曲の秘話が!みたいなトレイラーだったような?秘話っちゃ秘話かー。掘り下げないタイプの秘話なのかー。

 

でもまあ、よかったと思う!