備忘録

ただただ好きなものについて考えたことの備忘録。主に音楽。

UNICEF Love yourselfキャンペーン RMスピーチ

芸能人がUNICEFのキャンペーンで活動することは過去にもあったが、BTSの国連のキャンペーンはこれまでのもとまた別のキャンペーンのように感じた。過去にあったものは、芸能人が発展途上国に行って子どもたちに会い現地では特別扱いはされない・・・等の現地に行った本人の価値観を変えるような体験を「芸能人」という立場で体験し、人々に広めることが目的とされていた。一方、BTSのキャンペーンはLove Yourselfキャンペーンで、現代を生きる若者をターゲットに彼らが自分を愛することについて考える機会をつくるようなキャンペーンだ。

 

BTSは、キャンペーンと同じのタイトルのアルバムを作成し、世界に発信した。全世界でSNSの時代、現代の若者は自己顕示欲とネット上の人間関係に悩んでいる。Love Yourselfというテーマに沿ってつくられたアルバムの曲はとても正直な言葉でつづられているように感じたし、このテーマで自惚れたり、キャンペーンを美化しているとは全く思わなかった。

 

それを彼らの音楽を聴いていないひとにも証明したのは、先日の国連本部でのRMのスピーチだろう。RMの精神年齢の高さ、ボキャブラリー、素直さ、そして包容力、一アイドルグループのリーダーとしてではなく若者のリーダーとして作りこまれたスクリプトではなく、自分の言葉で声を上げているように思えた。

 

HIPHOPという音楽は相手に意思表明をするという点にピントが合っていて、RMはアンダーグラウンドのラッパーとしてスカウトされたバックグラウンドからか、相手に意思を伝えるという部分にたけていたのかもしれない。そして何より、着眼点が「人気者のアイドル」ではないのだ。彼はいつもファンと自分が同等の立場として考えている。ファンに「いつも応援しているよ」と言ったりしているように、このスピーチでも一人の若者としての意見が綴られている。スピーチの最後にもあった「僕も少しずつ自分を愛し始めています。」という言葉は、アイドルでありながらうぬぼれることなく、自分と他者との境界線がないことの現れともいえるだろう。そんな彼の考えはとても心にスパンッと落ちる。

イギリスのテレビ番組でも感動したウーピーゴールドバーグが自分が着ていたシャツをプレゼントしたくらいだ。

 

mdpr.jp

国連でのスピーチで単純に若者の考え方が少しでも変わったらいいなと素直に思えた。

 

なんとなく出会ったアイドルグループだけど、とんでもないグループに出会ってしまったなとRMのスピーチを聞いて思ったのであった・・・。